私は、今度生鮮食品を販売するホームページを作って独立した
	いと考えているものです。岡崎さんの『売れるしくみはこうつく
	れ』、『儲かるしくみはこうつくれ』は、なるほど!と目からウ
	ロコがポロポロおちています。
	
	 
	また、メルマガも、いつも『なるほど!』とイヒッてばかりで
	す。そんな中、立ち上げに向かって、いろんな壁にぶつかりなが
	らも、突き進んでいます。
	
	 その立ちふさがる壁の1つについて、岡崎さんに是非教えてい
	ただきたくメールをさせていただきました。
	
	>それはご丁寧にありがとうございます。
	>できる限りお答えしますね。
	
	 質問は、配送についてなのですが、私のところから、顧客に対
	しては勿論、配送業者を利用することになりますが、生産者から
	僕のところまでの配送に関しては、どのような流れを一般的に取
	られているでしょうか?
	
	質問1
	生産者から私のところまでの良い配送方法はありますか?
	(やはり配送業者を利用するのでしょうか?)
	
	質問2
	またその配送料金を下げる良い方法はありますか?
	
	
	 この2つについて、お忙しいところ、お手数ですが、是非岡崎
	さんのご意見をお聞かせください。宜しくお願いいたします。
	
	----------------------------------------------------------
	なるほど、ご苦労があるようですね。
	
	生鮮と一口に言っても、お魚、お肉、野菜に果物、そして加工食
	品といろいろですが、質問は配送コストの問題ですね。
	
	
	 仕入先<1>>>自社(販売会社)<2>>>>顧客
	
	 何の商品であれ<1>と<2>で二重にコストが掛かるわけで
	すが、生鮮の場合、物が物だけにクールまたは冷凍での配送が必
	要となるため、どうしてもコストが割高に掛かってしまううえに
	保管のための倉庫も設備が必要になります。
	
	 実際お客様のお手元に届けるにしても、返品の問題(留守での
	持ち帰り)や梱包資材(発砲スチロールや耐水ダンボール)等も
	割高になってしまいます。
	
	 さらに食品というのは、原価が高くとれて粗利が50%から55%程
	度の場合がほとんどです。
	
	 しかも蟹・いくら・松坂牛・夕張メロンなどの高級食材以外で
	は、平均販売額が5000円以下の場合が多くなかなか商売になりま
	せん。
	
	 この問題の解決には、定期購入などの仕組みでLTVを最大化
	することなど商品と販売戦略が必要です。
	
	 
	 さて、ご質問の仕入先と販売店間の流通ですが、小口の対応で
	はコストを考えると現実的ではありません。
	
	 メーカーと直取引であれ、総合問屋を仲介するにせよ、ある一
	定以上の量が必要です。一箱のスチロール箱に混載することで
	コストを案分する知恵が必要です。
	
	 一箱に30の商品が入れば、1000円のコストは30分割されて33円
	になりますから気にしなくてよいコストになります。
	
	 なにせ生鮮品は生モノなわけで日持ちがしないでしょうから、
	たくさん仕入れておいてというわけには行かないでしょう。
	
	 ですから反対に、メーカーからお客様へ直送する仕組みに対応
	しているメーカーなり仕入先を検討されたほうがいいでしょう。
	
	 そうすればあなたの会社は、注文から配送伝票の印字作成まで
	を請け負うか、またはデータ転送をすることで後は、仕入先様に
	委託するのです。
	
	 結果、先方の方が流通量がある場合、配送コストが安い場合は
	よくあります。また倉庫設備や人件費や教育を考えるとまるごと
	アウトソースしてしまうことで、販売に集中できるのでよい結果
	になることが多いようです。
	
	 また同梱のあいさつ文やカタログなどもお願いすれば、快く対
	応していただける筈です。
	(代金引換も宅配会社に相談すれば指定口座へ振込みできます)
	
	 まずは自分で全てをやるのではなくて、任せることからはじめ
	ませんか?
	
	■追記 
	
	 僕の経験上、活物(かつもの)扱い。つまり生きたままでお届
	けをする、蟹や牡蠣などは配送状態が悪いと途中で死んでしまう
	事も配慮しなければいけません。
	 
	 とにかくアパレルや雑貨、健康食品など乾燥物を扱うより問題
	がデリケートなので注意してください。
	
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	また、よかったらこのメルマガのネタとして取り上げさせてくだ
	さい。
 TEL 092-525-0081
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