814-起業

「起業するなら若いうちに」説に踊らされるな。


 先日、大学を卒業後すぐにベンチャーを起業したいという学生の相談を
受けました。

 じっくり彼の将来展望を聞いたのですが、どうしても話の組み立ての前提
になっているのが、現在の自分のスキル・性格なのです。
 

 そこで人生は長いから卒業後すぐに独立するのではなくて、
まずはいろいろな会社で仕事に揉まれて、自分の器を大きくすること、
まだ発見してない能力を開発することにエネルギーを使ったほうが
いいのではとアドバイスをさせてもらいました。
  
 もちろん、若くして独立し成功を手にする人もたくさんいます。

 また、独立心・自立心を持って会社を興すことは素晴らしいことですが、
20代前半で独立し成功を手にすると、その小さな成功に満足し成長が
止まってしまった人を何人も知っています。
  
 それに対して、40歳そこそこまで、ある程度の規模の会社で働いてくる
と、好むと好まざるとにかかわらず、さまざまなプロジェクトの中でスキル
やセンスを伸ばしたり、人脈や自分の器を大きくする機会に恵まれます。

 ビジョンや売り上げの規模を大きく描くことができることは、
多くの体験や環境に影響を受けます。

 そう考えると、独立は早ければいいとは限らないことがわかります。
  
 一方、若いうちの独立には、背負っているものも身軽で、生活費などの
コストも安くすむというメリットがあります。

 しかし障害が少ないことに胡坐をかいて、低い位置で満足してしまう
危険性もあるのです。
  
 それを避けるためには、自分がこの三年間でどのくらい成長したのかを
チェックしてみること。

 ここ3年間で培った人脈や資産レベルなどを数値で判断するとわかり
やすいでしょう。
   
 世の中には1000億円以上の資産家もいます。
20代の頃は僕にも、そんな知り合いは一人もいませんでした。

 あなたはどうですか? 

 もっとビックな人との人脈をイメージしてみませんか? 
 もっと大きな組織を運営する自分を思い描いてみませんか?

「起業するなら20代」など、気づかないうちに根拠のない制限を自分に
かけていないかをよく考えてみてください。
  
 当然のことながら、起業は何歳になってもできるのですから。
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  2009年10月16日   岡崎 太郎